はてなゲームズ
だいぶん前から妄想していたアイデアなんだけど、人力検索を利用したゲームをもっと進めてユーザーが自由なアイデアで遊べるツールを作ってみたらどうだろうか。例えば回答のオープンクローズを選べるだけではなく、ターン制から匿名性まで高機能なメタサービスとしてしまうのです。
はてなゲームズ
はてなゲームズはBBS形式の新しいゲームを提供します。既存のゲーム形式にとらわれずユーザーが考えたアイデアをそのままゲームにすることができます。例えば単純なクイズでも早い者勝ちのオープンタイプや回答が揃ってから一斉にオープンするゲームも設定一つで作成することができます。また人狼BBSやヒットマンなど複雑なルールのゲームは他のユーザーが作ったテンプレートを利用して簡単に作成することができます。
○設定可能な項目
- ゲームタイトル
- 簡単なゲームの説明
- ゲームのルール説明
- 参加人数上限
- 参加者を匿名とするか
- アバターを利用するか・・・アバターはゲームズが用意した物を使ってもいいし、登録してもいい
- アイテム登録
- 所持アイテムの保存
- アイテムの公開非公開
- ターン制とするか
- ターンの周期の設定・・・時間及び投稿数など
- ターン開始時メッセージの設定
- ターン終了時メッセージの設定
- クローズチャットの設定・・・人狼での狼どうしの会話など
- 乱数ルーレットの設定
- 投稿のオープンクローズの設定
- 投稿の文字数制限の設定
- 投稿の回数制限の設定
- 終了時のポイント配布の設定
ただし、はてなゲームズで提供されるのはゲームを構成するリソースだけであり、実際のゲームの進行はホストの操作によって行われます。そのためゲームを管理するホストの信頼性が必要となりますが、参加するユーザーにホストの過去の評価などを公開することでゲームの信頼性を確保します。また人気ゲームのシリーズ化などが起これば参加ユーザーの成績ランキングなどの競争要素も実現できるでしょう。
スマートフォンが普及してきて携帯以上に文章が読みやすくなりましたが、携帯ゲーム機としては操作性などで使いづらいと感じます。スマートフォンの常時接続を生かしたソーシャルなテキストベースのゲームというのが面白い分野になるんじゃないかと。
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うごメモで無差別通報した相手を知る方法はありますか?という小学生の質問に、大人気なくもコメント欄で説教してたのだけど、質問自体をキャンセルされたらしくそこにせっかく投稿した文章が他の人の目に触れなかったことが少し残念なので下書きをここにアップしておきます。
以下がその下書き。(下書きなので改行していない)
通報というのは密告みたいで悪いイメージしかないけど、どうしてはてながその通報という仕組みをとっているかというその辺の話をしようか。これから書くことは非表示にされてもおかしくない話なんでそのつもりで。
まず、任天堂っていうのははてなに比べてものすごく大きな会社なのは知ってるよね。任天堂がDSiにうごメモっていう無料ソフトをバンドルすることを考えたんだけど、その作ったメモを公開する場所としてはてなに白羽の矢を立てたわけ。どうして自社でやらなかったのかはもともと無料のソフトのため、自社経費でやると採算が取れなかったからかもしれないし、ポータルが得意でない任天堂がはてなを引き込む試金石だったのかもしれない。ただはてなもただ黙って公開場所を提供するんじゃなくて、ネットに公開されたメモが一度審査を受けて有害なものを排除した物だけをDSiで見れるようにするというアイデアを考えた。それは任天堂にとっても願ったり叶ったりだが実ははてなには思惑があったんだ。審査という仕組みの為にユーザー間の通報という仕組みを取った。そして通報すればスターが貰えてそのスターは他のメモの評価に使えるようにした。そしてスターの数が評価として浸透したところでスターボックスを販売して収益に結びつけてしまった。任天堂はうごメモでの収益に対しては慎重だったと思うけど有害なものを審査するという建前で収益に繋がるスターをなし崩し的に認めさせてしまったわけだ。更にはてなはうごメモの利用者増を狙うならパソコンでもうごメモを作れるようにすればいいのだけど、それをしないところを見ると任天堂はDSユーザーがパソコンに移行することを嫌って認めないんだろうね。うごメモの子供たちが無差別通報とかで騒いでる影で大人達はもっと違う事情で物事を決めているんだよ。
昔の子供達
僕達は昔の子供達でした。
何も無かったから自分たちで遊びを考えて、誰も注意しなかったから何でもやれた。
いつもの空き地にいけば必ず誰かがいて、ときに喧嘩をするほど熱くなった。
今僕達が知っていた空き地は公園になり前よりもたくさんの子供が遊びに来る。
危険な土管は片付けられ、安全なスベリ台とブランコができた。
僕達は公園のジャングルジムの上でつまらなく思うのだ。
だって自分たちで考えた遊びはすごく楽しかったから。
僕達は昔の子供達でした。
人力検索リニューアルについて
いつの間にか同一IDでのいるか数が一番多い現役ユーザーになっていました。人力検索との付き合いはその歴史の半分でしかありませんが、その間回答において牽引してきた一人として今回のリニューアルについて思うところを書いておきます。
一言で言うと非常に残念です。
質問の無料化の導入ですが、当初は有料の質問と無料の質問が混在することになるでしょう。技術的な質問など手間と質が求められる質問においてポイントを使って質問してくれる人がどれくらい残るかということになります。そして一番心配されるのは無料質問に対する回答の質の低下です。質問者の意思に関わらず回答は公開され、無料であるが故に回答者には教えてあげるという態度となるでしょう。ポイントという質問者の評価が無くなればいい加減な回答も今より増えます。
仮に無料質問も有料質問と同じように回答が付くとしたら誰も有料で質問などしないでしょう。また無料で質問できるということでtwiterなどからの質問増加も見込めますが、質問を投げたはいいが後は放置のように質問の質の低下も予想できます。
今までの人力検索ではポイントと言ってもわずかばかりの小銭でしかありませんが、回答するときに無駄なポイントとならないように言葉を選んで丁寧に回答することを心がけましたし、他の人よりもわずか5ポイント高いだけですごくうれしかったものです。
ただし、ポイントを導入することでの弊害もありました。ポイント目的とした多重アカウントや回答者同士の足の引っ張り合い。質問者に無駄に媚を売ったり、専門家を装った回答などが目に付くようにもなります。でもこれは人力検索が有料という道を選んだのだから当然、想定される事態でもあるし積極的に対処していかなければならなかったことです。私からしたらそれをやらずに諦めてしまったとしか思えないし、正直人力検索を投げ出したんだなって思いました。
jkondoの日記で初期の理念を再確認させていただきましたが、初心者にやさしい質問サイトというのは私も賛同するところで微力ではありましたが尽力させていただきました。ただし、ネットが変わったと言っても以前として初心者にやさしいとはとても言えないと思います。むしろ住み分けが細分化し他者を受け入れないようなコミュニティもその分増えたように思います。
そのことからも人力検索の役割はまだ終っていないと思います。リニューアルをするのであれば初心者に厳しくて部外者を寄せ付けないような閉じたサイトではなく、ただコミュニティにまかせるのではなく運営が積極的に駄目なものは駄目、良いものは良いということをはっきりして、フレンドリーな雰囲気でリニューアル後のサイトを作っていってほしいと思います。
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最近長編アニメを全話一気に見るということをしております。
最近立て続けに見たのは以下の3作品。
今回あげる作品に共通するのは一部に評価は高いが人気の無い作品という点にあると思います。ダンバインとターンAは富野作品なわけですが、富野作品には子供に戦争を見せるという強いテーマがあります。テーマが高尚である程、子供には敬遠されることになるでしょう。特に戦争に善悪があるのか?結局は兵器じゃないかということになってしまいます。
ダンバインは皆殺しの富野の本領発揮でみんな死んでしまうラストの喪失感はすごいものです。子供に戦争を見せることが目的なのだからハッピーエンドはあり得ないわけですが、見る子供にしてみたらたまったもんじゃありません。
戦争に善悪を付けることは難しい作業ですが、ダンバインでは戦う理由はオーラバトラーという兵器を使ってバイストンウェルから兵器を無くす為戦っているのだという下手をしたらご都合主義とも取られない命題を見事に成し遂げた作品です。最後はみんな兵器もろとも死んでしまわなければいけませんでした。
このように戦うことを正義として肯定するのは難しいわけですが、忘念のザムドでは戦うこと事態を否定することになってしまいます。ザムドという力を手に入れた主人公ですがほとんど最後までその力を発揮した戦いというのがありません。そのため最後まで見た人は物足りなさを感じることになります。他のアニメのいいとこ取りではありますが、アニメーションとしてはよく出来ていると思います。関係ありませんが特に歩くシーンの描き方は面白いです。
最後にターンAですが、戦争というかパレスチナ問題みたいなことに。移民者と先住者の戦いという子供には到底わからないようなことをやってしまいます。リアルな戦争なわけですからガンダムに無差別に敵を倒させるわけにもいかず、活躍する戦闘シーンが少なくなっています。子どもが見てもぜんぜん面白くないでしょうから相当人気が無かったでしょう。また、キャラクターが無駄に変なのが多いのも特徴で美形キャラがあまり好きではない私としてはいいけど、子供受けは悪かったと思われます。
このターンAにはロボットアニメなのに戦闘シーンが少ないとか途中だらだらしてるとか欠点はたくさんあるのですが、ラストがすごくよく出来てるので我慢して最後まで見るといいかもしれません。このラストから逆算して物語を作ったと思えるくらいです。ラストを見ると実は主役はソシエなんじゃないかと思えてきました。
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羊親子でもわかるかもしれない悪質サイト対策
子羊 「え〜ん、え〜ん」
母羊 「どうしたの?」
子羊 「何にもしてないのに、何にもしてないのに」
母羊 「それではわかりません」
子羊 「パソコンの画面にお金を払ってくださいって」
母羊 「あら、大変。でも解除するにはここにメールしてくださいって書いてるから解除のメールをしてみようかしら」
神様 「お待ちください」
母羊 「あら神様、人の家を覗き見してたんですか。イヤラシイ」
神様 「あなた達の大声が外まで聞こえてましたよ。無線LANの電波が家の外に漏れる心配よりも大声の心配をしたほうが・・・」
母羊 「せっかく出てきてもらったけど、解決しました。ここにメールすれば解除できますし」
神様 「それは辞めておいたほうがいいですよ。そうやってメールアドレスを収集している悪質業者もいます。身に覚えが無ければほとんどの場合無視して大丈夫です」
母羊 「巷ではワンクリック詐欺なんてよく聞きますけど」
神様 「ワンクリック詐欺の場合は、不当に契約をしたように見せかける物で、契約には当然内容の表示義務があるので契約事態はなされていない場合がほとんどだから、支払義務は無いんですよ。むしろメールアドレスとかを教えてしまうともっともらしいことを書いた催促のメールが来たりするので気をつけたほうがいい」
母羊 「神様、そういう詐欺サイトがあったら教えておいてよ。今度から気をつけるから」
神様 「そういうサイトは無数にありますよ。そしてそういうサイトの一覧はあまり意味が無い。なぜかと言うと悪質業者っていうのはアドレスを定期的に変更したり作り替えたりしてるからだよ。だから專門に収集したり見分けるノウハウを持ったプロに頼むことになる」
母羊 「私とりあえずボタンあったら押してみる性格だから・・・でもどうすれば」
神様 「こういうのはフィルタリングって言って悪いサイトを見せなくしてくれるサービスやソフトがいろいろある。市販のアンチウイルスソフトにもたいていフィッシング詐欺の機能が付いているよ。大人なサイトとか子供に有害なサイトを見せない為にはi-フィルターやプロバイダーが提供するサービスがあるね。@niftyやDION、OCNなどにももちろんあるから入っているプロバイダを確認してみるといいかもしれない。Googleで検索をよく使うようだったら、Googleのトップの右上のオプションの検索設定からセーフサーチフィルタリングを強に設定しておけば簡単にアダルトを検索対象からはずすことができるよ」
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0804/02/news069.html
子羊 「パソコンが壊れたみたい。プラウザを開くたびに変なポップアップが開くんだ」
神様 「それは悪いActiveXコントロールをダウンロードしたみたいだね」
子羊 「何かかっこいい名前」
神様 「仮面ライダーXではないぞ」
母羊 「時代が古・・・」
神様 「そのActiveXというのは、InternetExploreなどのプラウザをを拡張するプラグインなんだけど、制限が緩かった為に悪質なマルウェアの温床となることが多かった。大人な動画を見ようとしたらActiveXをダウンロードするように求められ、プラウザを開くたびに知らないページが勝手に開いていかがわしい広告のポップアップが出るようになったりする。ActiveXのインストールは信頼できるサイト以外では気をつけなければいけないんだ」
子羊 「お母さん、大人な動画って何?」
母羊 「何でもありません」
神様 「このパソコンも悪いActiveXをインストールしてるようだから、削除してウィルススキャンをしておこうね」
http://www.confrage.com/windows/ie/del_activex/del_activex.html
子羊 「でもボク、こんな大人なサイト見たこと無いよ」
母羊 「さては父羊!!」
さよならぼくたちのようちえん
なんか本放送のときに放送事故があって映像が差し替わったとかで、後で全編を再放送ということだったようです。それで昨日その再放送があり早速録画して見ました。
テレビドラマのmatherのスタッフということで目の肥えた視聴者を選ぶ伏線たっぷりの2時間ドラマになることは想像できましたが、想像は裏切らなかったように思います。
見た人はたいてい思ったと思うのですが、最後にヒロム君死ぬ病気じゃなかったのか。死なないんだったら会いに行く意味無かったんじゃないかって思ったと思います。
実はあの話は奇跡を書いてるんじゃないかって朝布団の中で考えてました。つまりヒロム君は死ぬはずだったけど死ななかった。バスの老婆はヒロム君の死を暗示していました。それでもある偶然、奇跡によって助かったんじゃないかと。
ヒロム君の死のイメージは黒い空で、冒頭で絵を書きますが青いクレヨンが無いので黒で塗りつぶそうとします。それでカンナは青いクレヨンを届けようとするのですが、結局クレヨンを届けることはできなかった。その代わりとなったのがキャンディーの青い包み紙です。
青いキャンディーがヒロム君に届くためにはたくさんの障害がありました。お金持ちの女の子が1万円を持っていたり、車掌に不審に思われたときにメガネの子が機転をきかせたり、鉄道好きの子が道順を知っていて最後囮になったりしました。
カンナが先生に見つかり、先生は友達の話と言いながら自分の話をしたのはすぐにわかったと思います。カンナは青いキャンディーを二つ差し出し、何の説明もなく次のシーンは病院です。これはカンナも先生が自分の話をしていることがわかっていて、慰める為にキャンディーを一つ渡したということで、その後先生は仲間となります。
このように青い包み紙は障害を乗り越えて子供たちと先生によってある意味必然的にヒロム君まで届きました。ところが一つ大きな偶然があるのです。途中カンナがみんなに差し出したキャンディーは人数分の色とりどりのキャンディーだったはずです。他の子供たちがキャンディーを取って、その中から青が残ったのはまったくの偶然なのです。それこそがスタッフがこっそり忍ばせた奇跡なんじゃないかと。
子供に長台詞を言わせてこんなにすごい子役だぞとか、執拗に子供目線でカメラを回してこんなに中腰で撮ったんだぞとかの作り手のアピールが鼻につくところはありますが、脚本は説明過剰じゃなく視聴者が推理できる内容で良かったと思います。基本的に子役があんまり好きじゃないのであまり見ないタイプのドラマですが、先生の病院のシーンは号泣させていただきました。