リニューアル後のメリットを考えることについて、難しい方の話。
 
上がっているようなメリットが実際にどうなのかということはともかくとして、以前でもそのようなメリットを享受したければわずかばかりのポイントは掛かりますが即オープンすることはできたのですから質問者にしてみたら何も変わりません。更にコメント欄もありましたから同様にコメント欄がバイアスにもなれば議論の場となっていたのも変わりません。ただし、曖昧な質問でありながらコメント欄をクローズする質問もありましたがそれは質問者の問題です。その為質問者にしてみたら回答のオープンのタイミングを決められないという機能劣化しかありません。
 
では回答者側にメリットがあり間接的なメリットが質問者にあるのかということを考えた場合押さえておかなくてはいけないことがあります。それは以前は少なくとも回答者のメリットというものが優先されて考えられるものではなかったということです。質問の目的は質問者が答えを知ることであることは変わらないことでしょう。でも何が正しい答えなのかということは質問者側にウェイトが置かれていたものが、質問者と回答者の間に移動しました。逆説ではありますがそれを端的に現しているのがいつのまにか回答者側のメリットを論じることができるようになった現状であるのです。
 
他の回答から情報を得ることでの検索コストの減少や回答者間の協調性というのは、あくまでも回答者側の都合、利便性でしかなく、それをメリットと言えるようになったのは以後のことであり、以前質問者側にウェイトがあったときはそれが妥当かということを決めるのも質問者側にあった為に、それが必ずしもメリットではないのです。
 
それを私は質問者と回答者の関係性の変化と言いました。変わっものを比較してメリットと言うことはおかしいと言うことです。評価する主体が変わったために目的自体が変わり、変わった目的を達成するためのメリットを語っても意味が無いのです。
 
リニューアル後人力検索を盛り上げて行く為にメリットを論じるという意味では大いにやっていただいたらいいと思います。ですがリニューアル以前から人力検索を利用している人はそれが意味することをもう一歩深く考えてみるといいと思います。